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ぽろりの京都一人旅2005秋(1日目)

オレ、ポロリ。キョウトイッテキタ。
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っというわけで、京都にやってまいりました!
むーん、寒い!そりゃぁ、まだ朝の5:30ですもん。
新宿を夜の11時に出発する夜行バスにて京都に入る、
貧乏人には王道パターンですな。
何にせよ、ぽろりの京都一人旅、始まり始まり~。

1日目

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京都駅のロッカーに荷物を入れていざ出発。まず朝の一番手は京都で最も朝早く
開く寺「愛宕念仏寺」からだ。京都駅からおよそ40分くらい。嵯峨野の果てだ。
はっきり言って山の中。最初降りるバス停間違えたかと思ったよ。ここは、愛宕神社に登る参道の出発点。残念ながら時間が無くて今回は山頂にいけなかったが一度行ってみたいね。このお寺、何が有名かって、かわいらしい羅漢さんが境内に
あふれ、その数なんと1200体らしい。ここは、空気が澄んでてよかったよ。
ここから嵯峨野までは歴史保存地区指定されていて、愛宕念仏寺から化野念仏寺までは農家的町並み、化野念仏寺から嵯峨野までは町家的町並みが続くんだ。
朝でお店は開いてなかったけどその分静かでよかった。次は「化野念仏寺」。
名前似てるな。ここはガイドブックとかにも載っているから結構有名なんだけど、
はっきり言ってあんまり面白くなかった。写真も撮らなかったくらいだから。ここで
見かけた母娘はオレと同じコース歩いてたのかこの先嵐山まで度々出会ったよ。
ここを過ぎたあたりのお茶屋でおばちゃんに引っかかる。俺はこういうお土産屋さん系の誘いにものの見事に引っかかる人間なんだよね。お茶をもらうが、幸運なことに地図ももらう。俺が千葉から来たって言ったらだんなさんが館山の人って言ってた、うそ臭いけど…。ぽろりの京都一人旅2005秋(1日目)_e0082441_1194412.jpg
農家的町並みはこういう家が続く。




ぽろりの京都一人旅2005秋(1日目)_e0082441_1204471.jpg次は祇王寺。
ここは平清盛が寵愛した白拍子、祇王ゆかりの寺。21歳で尼になった祇王と妹母(後に恋敵、仏御前も一緒に住んだ)が静かに念仏を唱えて余生を送ったらしい。小さいけど風情があっていいね。小さな本殿でしばし休憩。しかし、ほんと静かやねん。すぐそばに道路も走ってるし住宅もあるのに風の音と鳥の声しか聞こえないよ。平安時代のここら辺は辺境で今よりもっと静かだったんだろうなぁ。




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二尊院
ここは結構大きいね。参道を歩くと紅葉の馬場というところに出るんだけど、まだ紅葉前だった。だけど、青々としたカエデの透過光もきれいだねぇ。



ここであることに気づく。っていうか、オレトイレ近くない?京都駅で用足したばかり
なのに、もうリミッターに近づいてる。どうするのよ、これ。次に「落柿舎」という所に
行ったのだが芭蕉の弟子が俳句を読んで暮らしたところ。入ったけど、トイレに
行きたい俺は何にも感慨を感じなかった。今思うともったいない。
すぐ歩いたところに公共のきれいなトイレを発見!九死に一生を得る。
歩いていると御髪神社なるもの発見!頭髪の神様らしい。
オレ的にすげぇ行きたい、が周囲の目もあり行く事かなわず。写真も撮れず。
でもまさにオレのためにあった神社じゃない?



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で、嵯峨野名物竹林に突入。これはすごいね。何回か来た事あるけど何度来ても
竹の美しさに目を見張る。日本の風情だ、うんうん。
って、竹って中国のものじゃないか?
まぁ、涼しいし木漏れ日も美しいから許しちゃう。
吉川ひなのの真似して「ターセルさまさまやわ」と一人つぶやくぽろり。
嵯峨野・嵐山が人気スポットたるゆえんはこの竹林なんだよね。
この竹林の中に野宮神社なるものがある。ここは一度行ってみても良いと思う。
日本でここほど女子高生に占拠された神社も、ほかに無いんじゃないかな。
よく見ると縁結びの神様って書いてある。なるほど、だから女子高生か。
でも、この竹林楽しみに来る人もたくさんいるのに、これじゃあね。
もうちょっと別の場所でもよかったんじゃないの?
と、憤りながら歩くことしばし、この旅初の世界遺産「天龍寺」到着。
言わずもがなの巨大寺社。おおう、やっぱり広い!
が、前にも来た事ある上に人が半端無いのでスルー。



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すぐそばは渡月橋なんだよね。
この前本屋で明治初期の京都の風景を写した写真集を見つけた。
これってすごいものじゃない?何で買わなかったんだろう。
あの頃の嵐山はただの荒れ野原だったし、渡月橋もぼろぼろだった。
だけどその頃のほうが今より良いような気がする。だって、今はミニ原宿だよ。
川原でコーヒー飲みたくても子供でいっぱいだよー。
さて、バスの時間まで少しあるので法輪寺に立ち寄る。
ここは、特に言うことないけど一個気になるものが。電電宮だって。
昔から電波の神を祭っているって書いてあったけど昔の日本に電気があったのか?
不思議な寺だ。




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さて、そしていよいよ今日の一番のメイン寺「西芳寺」へ。通称、苔寺。
この苔のかもし出す幽玄の世界をしてこの寺を世界遺産たらしめた高名な寺だ。
この寺に入るのはかなりレアケースだ。
事前に拝観申し込みを往復はがきにて申し込んでおかなければ
境内に入ることすら許されない。
1週間前までに申し込めばいいんだけど、普通はここに行ってから気づくんだ。
今回も門前払いされてた人がいっぱいいた。
あれ?ネットで公開しちゃっていいのかな?
庭園が有名だけど、庭園の見学だけは許されない。
まず説法を聞き写経をしてから出ないと境内の散策は許されないのだ。
オレ、生まれて初めて写経したよ。
外国人に人気らしいけど、英語のアナウンスなんて全く無い。
写経しろって言っても、何の説明も無ければわからないよなぁ。
「願掛け」くらい教えてあげても良かったかもね。庭は言葉出ないよ。
苔って「今まで気持ち悪いものだと思っていたけど、この苔は違う。
グリーンの絨毯だよ。寝れるよ、これ。
ここだけでフィルム一本使いました、36枚撮り。
だって、苔を見るために世界中から人が訪れる庭なんだよ。
何かね、時が止まった。ずっと眺めていたかった。




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今日の予定してたスケジュールはここまで。だけど、まだ夕方で時間があったので東山に行くことにした。東山といえばまずは清水寺でしょ。めっちゃ人。
しかも、ここでは「写真とってもらってもいいですか」のオンパレード。
でも、修学旅行の女の子やOL二人組みとかばかりだったからちょっとうれしかったりして。
一人でふらふらしてる気の弱そうなやつだから声かけやすいんだろうな。
八坂の塔も存在感あってグッ!




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左:二条城
右:清水家


結局この日は清水家というおしゃまな町家風の呑み屋さんで夕餉をいただくことに。
う~む、雰囲気はいいけど期待したほどの味でもなかったかな。
ま、店員さんがかわいかったから許しちゃう。
一人で飲んでたのに、初日の疲れもあってか結構酔っ払ってきちゃった。
二条城をパシャリ。その後、どう道を間違えたか祇園まで行ってしまいました。
夜の祇園ってきれいだね。びっくりしちゃったよ。初日はこれで、ほんとに終了。
ホテル帰って暴睡っすよ。




by porori001 | 2005-11-04 02:17 | ぽろりの京都一人旅2005秋


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