カテゴリ:ぽろりの京都一人旅2005秋( 4 )

ぽろりの京都一人旅2005秋(1日目)

オレ、ポロリ。キョウトイッテキタ。
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っというわけで、京都にやってまいりました!
むーん、寒い!そりゃぁ、まだ朝の5:30ですもん。
新宿を夜の11時に出発する夜行バスにて京都に入る、
貧乏人には王道パターンですな。
何にせよ、ぽろりの京都一人旅、始まり始まり~。

1日目

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京都駅のロッカーに荷物を入れていざ出発。まず朝の一番手は京都で最も朝早く
開く寺「愛宕念仏寺」からだ。京都駅からおよそ40分くらい。嵯峨野の果てだ。
はっきり言って山の中。最初降りるバス停間違えたかと思ったよ。ここは、愛宕神社に登る参道の出発点。残念ながら時間が無くて今回は山頂にいけなかったが一度行ってみたいね。このお寺、何が有名かって、かわいらしい羅漢さんが境内に
あふれ、その数なんと1200体らしい。ここは、空気が澄んでてよかったよ。
ここから嵯峨野までは歴史保存地区指定されていて、愛宕念仏寺から化野念仏寺までは農家的町並み、化野念仏寺から嵯峨野までは町家的町並みが続くんだ。
朝でお店は開いてなかったけどその分静かでよかった。次は「化野念仏寺」。
名前似てるな。ここはガイドブックとかにも載っているから結構有名なんだけど、
はっきり言ってあんまり面白くなかった。写真も撮らなかったくらいだから。ここで
見かけた母娘はオレと同じコース歩いてたのかこの先嵐山まで度々出会ったよ。
ここを過ぎたあたりのお茶屋でおばちゃんに引っかかる。俺はこういうお土産屋さん系の誘いにものの見事に引っかかる人間なんだよね。お茶をもらうが、幸運なことに地図ももらう。俺が千葉から来たって言ったらだんなさんが館山の人って言ってた、うそ臭いけど…。e0082441_1194412.jpg
農家的町並みはこういう家が続く。




e0082441_1204471.jpg次は祇王寺。
ここは平清盛が寵愛した白拍子、祇王ゆかりの寺。21歳で尼になった祇王と妹母(後に恋敵、仏御前も一緒に住んだ)が静かに念仏を唱えて余生を送ったらしい。小さいけど風情があっていいね。小さな本殿でしばし休憩。しかし、ほんと静かやねん。すぐそばに道路も走ってるし住宅もあるのに風の音と鳥の声しか聞こえないよ。平安時代のここら辺は辺境で今よりもっと静かだったんだろうなぁ。




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二尊院
ここは結構大きいね。参道を歩くと紅葉の馬場というところに出るんだけど、まだ紅葉前だった。だけど、青々としたカエデの透過光もきれいだねぇ。



ここであることに気づく。っていうか、オレトイレ近くない?京都駅で用足したばかり
なのに、もうリミッターに近づいてる。どうするのよ、これ。次に「落柿舎」という所に
行ったのだが芭蕉の弟子が俳句を読んで暮らしたところ。入ったけど、トイレに
行きたい俺は何にも感慨を感じなかった。今思うともったいない。
すぐ歩いたところに公共のきれいなトイレを発見!九死に一生を得る。
歩いていると御髪神社なるもの発見!頭髪の神様らしい。
オレ的にすげぇ行きたい、が周囲の目もあり行く事かなわず。写真も撮れず。
でもまさにオレのためにあった神社じゃない?



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で、嵯峨野名物竹林に突入。これはすごいね。何回か来た事あるけど何度来ても
竹の美しさに目を見張る。日本の風情だ、うんうん。
って、竹って中国のものじゃないか?
まぁ、涼しいし木漏れ日も美しいから許しちゃう。
吉川ひなのの真似して「ターセルさまさまやわ」と一人つぶやくぽろり。
嵯峨野・嵐山が人気スポットたるゆえんはこの竹林なんだよね。
この竹林の中に野宮神社なるものがある。ここは一度行ってみても良いと思う。
日本でここほど女子高生に占拠された神社も、ほかに無いんじゃないかな。
よく見ると縁結びの神様って書いてある。なるほど、だから女子高生か。
でも、この竹林楽しみに来る人もたくさんいるのに、これじゃあね。
もうちょっと別の場所でもよかったんじゃないの?
と、憤りながら歩くことしばし、この旅初の世界遺産「天龍寺」到着。
言わずもがなの巨大寺社。おおう、やっぱり広い!
が、前にも来た事ある上に人が半端無いのでスルー。



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すぐそばは渡月橋なんだよね。
この前本屋で明治初期の京都の風景を写した写真集を見つけた。
これってすごいものじゃない?何で買わなかったんだろう。
あの頃の嵐山はただの荒れ野原だったし、渡月橋もぼろぼろだった。
だけどその頃のほうが今より良いような気がする。だって、今はミニ原宿だよ。
川原でコーヒー飲みたくても子供でいっぱいだよー。
さて、バスの時間まで少しあるので法輪寺に立ち寄る。
ここは、特に言うことないけど一個気になるものが。電電宮だって。
昔から電波の神を祭っているって書いてあったけど昔の日本に電気があったのか?
不思議な寺だ。




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さて、そしていよいよ今日の一番のメイン寺「西芳寺」へ。通称、苔寺。
この苔のかもし出す幽玄の世界をしてこの寺を世界遺産たらしめた高名な寺だ。
この寺に入るのはかなりレアケースだ。
事前に拝観申し込みを往復はがきにて申し込んでおかなければ
境内に入ることすら許されない。
1週間前までに申し込めばいいんだけど、普通はここに行ってから気づくんだ。
今回も門前払いされてた人がいっぱいいた。
あれ?ネットで公開しちゃっていいのかな?
庭園が有名だけど、庭園の見学だけは許されない。
まず説法を聞き写経をしてから出ないと境内の散策は許されないのだ。
オレ、生まれて初めて写経したよ。
外国人に人気らしいけど、英語のアナウンスなんて全く無い。
写経しろって言っても、何の説明も無ければわからないよなぁ。
「願掛け」くらい教えてあげても良かったかもね。庭は言葉出ないよ。
苔って「今まで気持ち悪いものだと思っていたけど、この苔は違う。
グリーンの絨毯だよ。寝れるよ、これ。
ここだけでフィルム一本使いました、36枚撮り。
だって、苔を見るために世界中から人が訪れる庭なんだよ。
何かね、時が止まった。ずっと眺めていたかった。




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今日の予定してたスケジュールはここまで。だけど、まだ夕方で時間があったので東山に行くことにした。東山といえばまずは清水寺でしょ。めっちゃ人。
しかも、ここでは「写真とってもらってもいいですか」のオンパレード。
でも、修学旅行の女の子やOL二人組みとかばかりだったからちょっとうれしかったりして。
一人でふらふらしてる気の弱そうなやつだから声かけやすいんだろうな。
八坂の塔も存在感あってグッ!




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左:二条城
右:清水家


結局この日は清水家というおしゃまな町家風の呑み屋さんで夕餉をいただくことに。
う~む、雰囲気はいいけど期待したほどの味でもなかったかな。
ま、店員さんがかわいかったから許しちゃう。
一人で飲んでたのに、初日の疲れもあってか結構酔っ払ってきちゃった。
二条城をパシャリ。その後、どう道を間違えたか祇園まで行ってしまいました。
夜の祇園ってきれいだね。びっくりしちゃったよ。初日はこれで、ほんとに終了。
ホテル帰って暴睡っすよ。




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by porori001 | 2005-11-04 02:17 | ぽろりの京都一人旅2005秋

ぽろりの京都一人旅2005秋(2日目)

2日目
おっといけねぇ。若干寝坊じゃないか?
オレはこの旅に対して、事前調査を完全に近い形で行っている。
分刻みのスケジュールがすでにプリントアウトされているのだ。
7:35四条烏丸発のバスか、ふむふむ。只今の時刻は、7:10。
げっ、ぎりぎりじゃん!ってことで、せわしなく朝は過ぎるのである。
今日はあいにくの雨模様。だけど、京都に雨は良く似合う。
いや、風情をかもし出すにはむしろ必要なものなのだとも思う。
今日は鞍馬山。鞍馬といえば鞍馬天狗。
天狗、でん!
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って、ちょっとでかすぎないか、これ…。
京阪のCM「京阪乗る人、おけいはん」も今は鞍馬バージョンやってる。
しかし仁王門大きいなぁ。圧倒されながらパシャ、もう一枚パシャe0082441_1294338.jpge0082441_129558.jpg
由岐神社。杉の木が3本御神体になっている。オーラあるね。
杉の巨木には雨が良く似合うねー。ここで天狗おみくじなるもの発見。
天狗の人形がおみくじ持ってるやんけ。
この人形は、普通にキーホルダーとして使用可能です。
さて、ここから本道までは「九十九折」という参道。「つづらおり」と読むのかな。
近くて遠い鞍馬の九十九折、って和泉式部も詠んだわけよ。
さて、ここでみんなに大切なお話をしなくてはならない。
オレはこの世の中で様々に苦手なものがあるが、
その最たるものの一つが「木」だったりするのだ。
夜の墓場みたいな震えるような恐怖が俺の中に生じてくる。
山道なんてほんとに怖いわけよ。で、この山深さ。オレ、ちびった、マジで。
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e0082441_133149.jpgさて一歩一歩歩いていくごとにガスが濃くなっていく。もう完全に雲の中だ。足もがくがくに震えてきそうな頃にこの看板。こんなん書かれたら歩いて上に行くしかないじゃん。オレはもともと歩いていく予定だったけど、お年よりは見ちゃいけないよ、この道標。

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やっと登ってきたよ、見晴らしはー、ガスで全く何も見えない…。
ふっ、オレなんて所詮そんなもんだ。
でも、オレの期待した霊山の風情は完全に味わえたのでなんの問題もなし。
鞍馬には650万年前に宇宙から魔王がUFOに乗ってやってきたんだってさ。
何か凄い伝説だな。でも、そんな話も信じられるくらい山深いんだよ。
さあ、ここから本日のメインイベント、鞍馬の山越えだ。まだまだ山登りさ。
あいにくの雨模様ということでここから先の山道
(奥の院経由貴船まで)には全く人の気配がしない。
普通の人なら行くわけがない。入ったらグチャグチャになる。
でも、行かなきゃここまで来た意味が無い。突撃ー!e0082441_139551.jpge0082441_1391375.jpge0082441_1392026.jpg









e0082441_1391141.jpgうんとね、本当にね、ものっそい山道なの。
だから、オレ、ものっそい怖いの。
一人ででかい声で歌とか歌ってるの。
はたから見たら、
オレが一番怖く見えていたんだと思うよ。
途中大杉権現の中では家族が必死に
お祈りしている最中でした。
しかし、びびりにびびっていたオレは中に人がいるのを感じた瞬間
「ヒィィィ!」と悲鳴を上げてしまいました。
大変申し訳ございませんでした。この山道は鞍馬側から行くのが正解だと思う。
鞍馬側からだと2割くらいしか上りが無い。
貴船から来ると8割方が上りという勘定になる。そりゃきついよ。
e0082441_1394554.jpg1時間ほど山を歩くと鞍馬寺の西門が現れる。この門を過ぎると貴船に入るわけだ。




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さて、ここ貴船は女性に最も人気のある場所のひとつだ。
若い女性とカップルが異常に多い。
というのも、貴船神社は平安時代から縁結びの神様として
あがめられているんだってさ。
しかし、野宮神社といい縁結びって言ったら人が集まるんだね。
そりゃ、サラ金にもそんな名前付けるよ。
と、思いつつ真剣なまなざしでおみくじを引くオレの姿がそこにあった。
たぶん、周りの誰よりも気合入っていたと思うよ。
ここの社務所で占いの紙を買って
隣にある「神水」と立て札のある池に浮かべるんだ。
そうすると、文字が浮き出てくるってしろもの。うむ、そりゃ人気も出るわ。
ちなみにオレは「吉」。微妙だ。
貴船って鞍馬と同じで山深いわけだから、
京都って言うより長野の最深部にいるような感じがしたね。




e0082441_12261656.jpge0082441_12262712.jpg左:古事の森
右:鮎茶漬け
そうそうここ貴船は他のことでも有名なんだ。
歴史的な木造建築物を補修するにはやはり古い木を使用して
補修することになるのだが、ここ貴船の山で日本で一番最初に
そのための林ができたんだってさ。
山道をまた20分ほど歩かなくてはいけない上に、
道って言うようなものではなく獣道みたいな所を行かなくてはいけないので
今回は行かなかったけどいつか見てみたいね。
(一応関係者以外立ち入り禁止って札は立っているけど余裕でスルーできちゃう)
ここで遅い昼飯。雑誌で見かけた「鳥居茶屋」にて鮎茶漬けを頂く。
結論、オレの口にはあわないな。ここから叡山鉄道貴船口駅まで徒歩20分。
雨も上がったので快適な散歩道が続く。
山の湿った空気で身が洗われる気がするよ。




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まだ夕方なので一気に市街を通過して蹴上方面に。
蹴上といえば南禅寺があるが、オレの目標は日向大神宮だ。
おそらく地図では確認できると思うが
ガイドブックなどに記事が載るようなところではない。
行く人いないだろうし。
でも、この寂れた雰囲気はどこよりもすごい。木造の鳥居も時代を感じさせる。
今回の旅で最も気に入った場所のひとつだ。ここの主殿も年季入っているね。
一応、願掛け。
でも、今までどこで願掛けしても叶ったことないし、
どうせそんなもんなんだろうな、とか思いながら石段歩いてたら
つるっと滑ってすっころんで、カメラガチャーン。天罰?んなバカな。
でも、タイミング良過ぎじゃないか?
走って主殿に戻って再参拝したのは言うまでもない。
ふと横を見ると「縁社」の看板が。つまり「縁結び」。だめだ、ここもか…。
と思いつつ、天罰食らった直後ってこともありひょっとしてここなら、
ってことでおもいっきりお願い事を述べ申し上げる。
でも、ここは本当にいいところだよ。e0082441_1228036.jpg

※ここは夕方以降の女性の一人歩きはおススメできない。何かあってもどうしようもない、ちょっと寂しい場所だからだ。女性が行くなら昼間に行きましょう。



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さて、お次は隣の南禅寺。三門くらい見とかなくちゃ。
やはり、京の都の最高府、最高権威。スケールが半端無いね。
さすが京五山の上を行く最高格式だね。
三門には残念ながらタッチの差で入れなかったけど、
この三門の存在感は圧倒的だった。
実は今回の旅で東山というのは正式なコースに入れていない。
時間が余って余裕があったら行こうという程度にしか考えていないのだ。
だから、もう結構暗かったけどほかの日に東山に行ける日も無いので、
今日ちょっと散歩してみよう。次は知恩院を目指す。
う~む、かなり距離あるな。無謀だったかな。
少なくとも一日中山道を歩いたオレにはきつい散歩だった。
やっとこさ知恩院についたときには一面真っ暗。
もう日本最大の木造門にも興味なし。
座りたい…。




e0082441_12313222.jpge0082441_12313994.jpg左:名物の親子丼
右:ひさご外観
おっとぉ、この近くには「ひさご」があったじゃないか!親子丼が有名な店だ。
昼間だと長蛇の列ができているらしいがこの時間には列もなし。
早速親子丼注文。ここの親子丼は山椒がかかっている。
個人的には親子丼に山椒っていうのはいただけないが、
そういうものとして見れば面白いものかもしれないね。




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さて、足も休めて腹も満足折角なのでライトアップ中の高台寺を拝観することに。
ここすごいよ。何がすごいって、ここ、かなり、エロいのよ。もうカップルだらけ。
まぁ、ライトアップなんてカップルのためにやっているものなんだろうけど。
男一人のオレとしては、ちょっと寂しかったね、ここだけは。
でも、ほんとにきれいだった。ぜひ、みんなも行ってみて。
ここ高台寺では圓徳院の入場券も買えるのだがちょっとしたからくりが。
高台寺の目の前のお茶屋やお土産物屋さんがある広場があるのだが、
そこが圓徳院拝観の出口なんだ。
だけど監視している人なんていないからここから少し逆走して
無料で圓徳院の庭園のライトアップが見れちゃうんだ。お得だね!


もう遅くなりましたね。きょうはこの後先斗町の入り口近くの大衆居酒屋「ぽんと」でちょっと一杯。ホッピーのありそうな店だったんだけど残念ながら無かったのでビールで酔っ払いです。ウイ~。
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by porori001 | 2005-11-04 02:17 | ぽろりの京都一人旅2005秋

ぽろりの京都一人旅2005秋(3日目)

3日目
今日は朝6:30にホテルを出る。昨日のような寝坊は許されないわけだ。
なぜかというと、今日は一番好きな大原に行く日だからだ。
そう、この旅一番の目的地宝泉院の額縁庭園に行くのです。
三千院の開園は8:30、宝泉院の開園は9:00.大原に着いたのは8:20。
にもかかわらず、三千院をスルーして宝泉院に並んじゃうあたりオタク度全開中。
お寺の開門に並ぶのなんて一生でこれが最初で最後じゃないかな。

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で、やっぱり感動!の一言。
日本の庭園は、作成者の意向を深く知るとしたらやはり
部屋の奥まったところから見るのが一番良い。
とくに宝泉院の場合は額縁庭園っていう名前がついちゃう程なんだもの。
柱を額と見立ててその奥の風景の一部を切り取っている。
風景そのものが一枚の絵になっているわけだ。
とするならば、借景という日本独自の概念が存在する以上、
龍安寺の枯山水の庭園でさえ近くでなく
奥から見るべきものなのではないだろうか。
なぜなら西洋の庭園は迷路のように
見る人間が内部に入ることを可能としているが、
日本庭園では内部に入ることは許されていない。
枯山水にいたっては、あそこは海と同じわけなのだから。
奥まった部屋から見る風景を「庭」、その風景が存在する空間を「園」と
表現されるべきものなのかもしれない。
ま、これはオレ個人の感慨だから。楽しみたいように楽しめればよいよね。




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さて、宝泉院でこの旅一番の感慨を味わったオレはそのまま三千院へ。
さっき来たときは誰もいなかったが、さすがに開園1時間も経っている。
人がちらほら出てきてる。ほんと、三千院の周りの雰囲気って好きなんだ。
人里離れた感じ?がたまらなく好き。

普通ここから寂光院なんだろうけどオタクのオレは2km上流の古知谷寺、通称阿弥陀寺へ。ここはさすがに誰も来ないだろう。わざわざこないだろ。ほとんど何も無い寺だから。では何故来たかというとだ、ここにはオバケカエデ(古知谷カエデ)とおうものがあるからだ。隣に聳える杉の巨木とほぼ同じ高さ。マジでバケモノだ。杉の巨木と同じだよ!信じられる?残念ながら良い写真が取れなかったので載せられません。信じられない人は実際にここに行って一度その目で確かめてくださいね。静かで良い寺だけど、何より不思議な雰囲気のお寺だったな。



e0082441_12373133.jpge0082441_12373948.jpg左:寂光院参道
右:新寂光院
再び大原に戻って寂光院へ。
5年前に来たときはちょうど焼失直後で涙を呑んだ寂光院。
そのときはお土産屋さんも一軒しか開いてなくて、
そこのおばちゃんもこれからどうしようって言ってたけど、
今はお土産屋さんも全開。良かったのか悪かったのか。
でも、こんな寂光院は見たくなかった。
むしろ「寂光院跡」にしといてくれればなんぼ良かったか、とほんとに思う。



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さて、ここから京都の鬼門鎮護、比叡山は延暦寺へ。正式に言うと比叡山に延暦寺という寺は無い。比叡山に広がる東塔、西塔、横川地区、その他の無数の諸堂の総称が延暦寺なのだ。京都側からはケーブルカーで上った上にさらにロープウェーで上がる。このロープウェーが小さくて少し怖い。外人の家族がいたんだけど、落ちないか、大丈夫かってすっごい心配してたよ。そりゃ怖いよ。走行しているうちに山頂に到着。比叡山とったー!寒っ!気温何度だよ。山頂には変な美術館があったがあまりの寒さに何も見る気がしない。延暦寺は山頂には無く、滋賀県側の山の中腹にあるのだ。比叡山の山頂から滋賀県よりに30分ほど道なき道を歩いて下っていくと、歴史的な木造の建造物が見えてくる。歴史・格式どちらをとっても日本最高の寺である。知名度で言えば、清水寺や金閣寺に匹敵する史跡である。しかし、叡山はけして観光寺社ではない。現役の修験寺社である。ここを訪れる人はまずこの点を心しておかなくてはいけない。マナーなのだ。e0082441_12393814.jpge0082441_12394787.jpgオレは杉林の間に忽然と現れる古い木造建築、っていう感じにとても感動してしまう。映画ラストサムライに出てきたお寺みたいな雰囲気を求めてしまう。この叡山の西塔はまさにそんな感じだ。横川まではちょっと遠くていけなかったがこの西塔地区は叡山でも最も古い地区になる。なるほどって感じのオーラがあるよ。



ここからケーブルカーで滋賀県側に下る。ここからは明智光秀ゆかりの地、
坂本に入る。
e0082441_12401671.jpgおっと、ケーブル降りたらすぐにこんなところに出たよ。
そう、数年前にミスター無失点・悲劇のエースと謳われ
甲子園を沸かしたナックルボーラー村西を排出した
比叡山高校だ。結構感動してます。



e0082441_1241042.jpge0082441_1241769.jpg
日吉大社を通過して延々歩くこと40分。聖衆来迎寺に到着。
この寺も普通の観光客が来るところではないかもな。
なんと、このお寺の三門は、かの坂本城の門を移構したものなのだ。
そんなものが現存してるなんて。感動的すぎるじゃないか。
思えば叡山や坂本は明智光秀に縁が深い場所だ。
坂本城は水城だったため遺構のほとんどは琵琶湖の底だが、
面白いものがこの近辺に残っている。それは何かというと、「唐崎の松」だ。
しかも叡山坂本駅の隣は唐崎駅!
セイセイセイ~、行くしかないでしょ!ってことで、行って来ました、唐崎の松。
はい、真っ暗闇で何も写りませんでした。
俺の心の中にシルエットだけは焼き付けたので十分です。
現存する松は3代目。
ここの管理は実は日吉大社を通じて大津市と県が行っている。
が、なんと財政難のため補助金が廃止になるらしい。なんていうことだ。
なんとか、保全策が立てられますように。
「われならで誰かはうゑんひとつ松こころしてふけ志賀の浦かぜ」




e0082441_12414986.jpgここ唐崎の駅で電車待ちの間にうどんを頂きました。が、味無いよ。薄味っていうか何か二つくらい入れ忘れてるんじゃないか?



ということでそのまま京都駅からいったんホテルに戻る。そう今日は最後の夜。うふふ。今日は最後の晩餐の日なのだ。そう今夜は今京都で一番予約が取れない店「枝魯枝魯」で晩餐なのじゃ!本来なら半年から1年待つこともあるらしい。もちろんe0082441_12423737.jpg早い時間の予約なんて絶対に不可。オレは一人だから~、旅行の思い出に~と泣きいれてなんとか23:30からの予約を滑り込ませてもらったのだ。ちょっと楽しみだね。が、残念ながら本格的なお店なので写真を撮りながらってわけには行かず、No Photo!ごめんなさい。今度11月の末に東京に系列店をオープンさせるんだってさ。お店の兄ちゃんが最初の一週間だけ東京店に来るからそのときにまた会いましょうと約束して店を出ました。いやいや、くずし割烹、いただきました!
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by porori001 | 2005-11-04 02:17 | ぽろりの京都一人旅2005秋

ぽろりの京都一人旅2005秋(4日目)

4日目
今日で最終日。朝一でチェックアウトする。
荷物だけは夜まで預かってもらえるというので安心だね。
さて今日は高雄方面に出かける。
高雄は紅葉の時期のモミジの有名なところらしくて
多くの観光客が訪れる場所らしい。
が、紅葉には少し早いこの時期はまさに嵐の前の静けさ。
本当に落ち着いた、それでいて実は紅葉も始まっている素敵な場所でした。
四条烏丸より8番バスにて終点高雄まで。およそ1時間の行程だ。
e0082441_12463099.jpge0082441_12464124.jpge0082441_12464971.jpg
高雄には3つのお寺がある。まずは神護寺に。この参道、雰囲気あるねえ。
高雄は鞍馬クラスの山の上。
だから少し寒いが澄み切った青空なので日差しがきれいだった。
山の中の寺だから小さいのかと思っていたけど
この神護寺は高雄3寺の中で最も大きく、
市街にある有名寺社と変わらないほど境内は広かった。
山の上だけあって紅葉も他の場所より進んでいるし
何であまり人がいないのか不思議なくらいだね。
e0082441_12475023.jpge0082441_12475934.jpg
ここでは面白いことが体験できる。瓦投げというものだ。5cm位の丸い陶器の瓦を境内の見晴らしの良いところから投げて、きれいに飛べば厄除けできるというもの。e0082441_12482940.jpg2枚で100円なんだ。売り場のおばあちゃんに話しかけてみた。
「あの、1枚では売ってもらえないんですか?」
「厄除けじゃけえ、うまくとばにゃ縁起悪うての。
何枚も投げる人がいるもんじゃけ、多めに売っとるんよ。」
ふ~ん。って、ばりばり山口弁だし…。
ということでオレも挑戦。意外とうまく飛ぶものだね。オレの厄払いも成功したってことかな。



e0082441_12495477.jpge0082441_1250375.jpge0082441_12501291.jpg
ここから川沿いに10分ほど歩くと西明寺に。
ここはこじんまりしたかわいらしいお寺だ。
このお寺に入るには指月橋という朱色の橋を渡る。
この谷がほんとうに風情があって良いんだ。
しかも、この西明寺の受付にはかわいいお姉さんが。
不謹慎にも、オレこういう人と付き合いたいなって思っちゃった。
ここは光の当たる時間に訪れることができたので、
カエデの透過光が特に輝いていた。
鐘がつけたのでおもいっきりついておいた。
峡谷に鐘の音が響いてちょっとしんみり。
諸行無常の鐘の音、か。



e0082441_1251585.jpge0082441_12511174.jpg
さてここからさらに川沿いを歩いていくと高山寺。
なんとこれまた世界遺産に指定されている寺です。
北山杉に閉ざされた高山寺の雰囲気も
比叡山に似ているところがあるね、規模は小さいけど。
ここでは国宝の石水院がある。
なんと、当時から残っている建築物だそうだ。
しかし、オレの目に印象強かったのは日本最古の茶園だ。
茶園ができる前はお茶は中国からの貴重な輸入品だった。
ここから日本のお茶の歴史が始まったわけだ。
何かお茶を粗末にしちゃいけないような気がした。
(なんていう感想なんだろう)



e0082441_12531046.jpgさて、ちょっとおなかがすいたもんだ。
さっき来た川沿いの道を戻る。
西明寺のすぐふもとに指月亭という
お茶屋さんを発見していたのだ。
ここで、かんたんに山菜そばを頂く。
うむ、今日が最後だなんてほんとに名残惜しい。
あと数日滞在して京都の魅力を
もっと探求していきたい、と感じるねー。



e0082441_1254243.jpgさてさて、時計は16:00くらいを指している。夜行バスの出発は22:00だ。まだ時間がある。ということで、帰りのバスの沿線なので仁和寺に向かうことに。ここの五重塔はいつ見ても見事だね。そもそも五重塔って下半分は隠れていたほうが見た感じがしっくりするし、雄大に見えるね。下から全部見えてしまうと何か小さく感じてしまうので。



e0082441_12542862.jpg続いて、近くの妙心寺へ。ここでは、本来明智風呂という明智光秀の菩提を弔うための浴室がある。なんで浴室なんだろう。しかし、中に入れる時間は過ぎていたので指をくわえて通過。妙心寺って馬鹿でかいんだね。大きさで言えば、南禅寺に張るね。



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続いてバスの沿線だったので、一気に洛東まで移動し金戒光明寺へ。
ここはちょっと高台になっていて、
文殊菩薩のいる三重塔に上る階段からの景色がきれいだった。
地元の人が犬の散歩なんかして何かのんびりできる雰囲気がある。
ここから真如堂まではすぐだが、
もうそろそろご飯を食べないと時間が中途半端になってしまう。
そそくさと真如堂の夕日をおさめていざ腹ごしらえに。



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今日は四条河原町にある「百錬」です。
ここの名物「赤チリトリ」を目当てにやってまいりました。
え~、ぶっちゃけ今回の京都旅行で食したものの中で
この赤チリトリが一番うまかった。
たまねぎと豚肉を独特の辛みそ風のたれで炒めて
最後に玉子を混ぜて出来上がり。
ビールにもご飯にも相性抜群。少食のオレですらご飯お替りしちゃったよ。
ビールのせいもありほろ酔い気分で百錬を跡に。ここは、また来たいね。

それにしても毎日飲んでばかりの旅だったな。
先日、一人で飲む楽しみがわからないといったのは事実だけど。
今回は良い感じで酔っ払って、
しかもみんな味のある店だったから以外と楽しかったよ。
今回の京都旅行は前述した通り事前の計画が完璧だったので
本当に楽しかった。
オレの歴史癒しの旅についてこれる人はいなかっただろうから
一人で来て正解だったんだろうな。
オレだからあんまりネタになるようなこともなかったけど、
のんびりできて本当に楽しかった。
また、こういう旅をしてみたいと思う。
そう思いながら、新宿行きのバスは走っていくのであった。



わかりにくい文章もあったけどどんな旅行だったかは伝わったんじゃないかな。では、また。次回の旅を楽しみに。
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by porori001 | 2005-11-04 02:17 | ぽろりの京都一人旅2005秋